浄化槽フォーラム in しずおか(平成26年2月23日開催)
「浄化槽フォーラム in しずおか」が静岡県富士市において開催されました。
「浄化槽フォーラム」は、浄化槽の普及促進を通じて水に関する環境保全を図るとともに、NPO等関係者の全国的なネットワーク作りにより保全活動をより活性化させることを目的としています。
今回の「浄化槽フォーラム in しずおか」では、ユネスコ世界文化遺産にも登録された富士山からの豊富な湧水に恵まれた開催地にちなみ、「富士山からのめぐみの水を守ろう」をテーマとして講演や座談会、意見交換が行われました。
環境省と浄化槽フォーラムの共催で実施された平成25年度「浄化槽フォーラムinしずおか」について紹介します。
開催概要
日時
平成26年2月23日(日)13時00分~16時00分
会場
ホワイトパレス2階 鳳凰の間
主催
環境省、浄化槽フォーラム
協力
静岡県、富士市、NPO法人富士市のごみを考える会、大学ネットワーク静岡、(社)静岡県浄化槽協会、(一財)静岡県生活科学検査センター、静岡県消費者団体連盟、(公財)日本環境整備教育センター、(一社)浄化槽システム協会
参加者数
179名
プログラム
開会挨拶(13時00分~)
- 浄化槽フォーラム代表理事
- 北尾高嶺(豊橋技術科学大学名誉教授)
- 富士市長
- 小長井義正

基調講演(13時10分~)
「富士山・トイレ・世界遺産 -富士山からの恵みの水を守る- 」
- 岩堀恵祐
- (宮城大学食産業学部教授)
- (レジュメ)富士山・トイレ・世界遺産 -富士山からの恵みの水を守る-[PDF:494KB]
- (資料)浄化槽フォーラム in しずおか 富士山・トイレ・世界遺産 ~富士山からの恵みの水を守る~[PDF:8.7MB]
静岡県の水環境と密接に関わりのある富士山のし尿処理の在り方、「富士山総合環境保全指針」に基づく取り組みとして実施された富士山のトイレ改善活動等について講演。
事例紹介(14時00分~)
静岡県の生活排水処理について(静岡県)
浄化槽ユーザーを含め、参加県民のみなさまに向けて、静岡県における生活排水処理の現状や進行中の計画について説明。また、浄化槽を上手に使う方法等を分かり易く紹介。






富士市の生活排水処理対策(富士市)
自然環境の中での水循環、富士山からの地下水に古くから産業や生活を支えられてきた富士市。自然からの恩恵をきれいなままで循環へと戻すために浄化槽を活用すべく、富士市が策定した新たな制度と今後の展望について紹介。







富士山ごみ減量大作戦活動報告(NPO法人富士市のごみを考える会)
富士山の「世界文化遺産」登録を目指し始まった「富士山ごみ減量大作戦」。登録後の今も富士山麓のごみ問題に積極的に取り組み、また3Rを推進し、富士市を環境先進都市とすべく活動を続けられる市民の方からの報告。




座談会(14時50分~)
パネリスト
- 赤星たみこ
- (漫画・エッセイスト)
- 加藤壮一
- (日本下水道事業団研修センター教授)
- 安達明久
- (常葉大学経営学部教授)
コーディネーター
- 小川浩
- (常葉大学社会環境学部教授)
今後の生活排水対策として、集合処理(下水道等)と個別処理(浄化槽等)の利点を活用しどのように組み合わせていくべきか。現在までの処理対策の実情を踏まえ、さまざまな角度から将来の計画を策定、実行していく上でのヒントが提示された後、会場の方々との意見交換。


閉会(16時00分)
会場風景・展示等




