報道発表資料本文

(別添)

明治製菓株式会社からの
遺伝子組換え生物等の培養液漏出事故に係る
届出及び報告の概要

1.事故の届出の概要

(1)事故の原因

 遺伝子組換え微生物の培養液が異常発泡し、排気ラインに流入した。ライン中の除菌フィルターを破損し、そこから培養液が敷地内に漏出したと見られる。

(2)応急措置

[1]

漏出した培養液、土壌等は回収し、遺伝子組換え生物等の不活化等の必要な処理等を行った。

[2]

培養液が付着した施設外壁等は拭き取り、排気ラインの洗浄・不活化を行い、回収に使用した器材及び廃棄物についても不活化し処分した。

(3)再発防止策

[1]

仮に培養液が異常発泡し排気ラインに流入しても、そこから外部に漏出しないよう設備の改善を実施

[2]

培養管理方法、実験設備操作手順書・記録書の改訂

[3]

社内規定の見直し

(4)届出に対する当省としての考え方

2.届出の遅延理由に関する報告の概要

(1)遅延の原因

 法についての検討は十分でなく、事故については遺伝子組換え生物等が「敷地外」に漏出した場合に届け出ると誤解していたためとしている。

(2)再発防止策

[1]

社内関連部署との連携強化による法の周知及び遵守の徹底

[2]

研究所の組換えDNA実験安全委員会への本社員の参画

[3]

法令遵守の状況について本社組織が定期的に確認

[4]

事故発生時は本社と研究所が協力して対応、本社が所管省に速やかに報告

[5]

漏出事故訓練実施(6か月に1回実施)

[6]

組換えDNA実験実施規則の見直し

(3)報告に対する当省としての考え方




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