報道発表資料本文

(参考1)

アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)



1.国際的位置づけ

 APNは、世界を「南北アメリカ」、「欧州・アフリカ」、「アジア太平洋」の3地域に分け、各地域ごとに政府間の地球環境研究支援ネットワークを形成し、地球環境に関する国際共同研究を推進していくという考えの下、アジア太平洋地域の地球環境研究支援ネットワークとして1996年に設立された。南北アメリカにおいては「米州地球変動研究機関(IAI)」という国際機関が、欧州・アフリカにおいてはEU内に「地球変動に関する欧州ネットワーク(ENRICH)」という組織が同様の目的で設置されている。

2.APNの活動

(1) 目的
アジア太平洋地域における地球環境に関する国際共同研究の推進
地球環境研究に係るデータの標準化、収集、分析、交換
開発途上国の科学的能力の向上
他地域のネットワークとの協力促進  等
(2) APNが推進している地球環境研究の領域
気候変化・変動
沿岸域と内水域における変化
陸上生態系と生物多様性の変化
大気組成の変化  等
(3) 組織、運営等
[1] 法的性格
条約等に縛られることのない緩やかな恒常的政府間協議の場として、域内における地球環境に関する国際共同研究活動等を支援。
[2] 組織
事務局:日本(APNセンター:神戸)
オーストラリア、バングラデシュ、カンボジア、中国、フィジー、インド、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、モンゴル、ネパール、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、韓国、ロシア、スリランカ、タイ、米国、ベトナム
太平洋島嶼諸国もプロジェクトに参加可能




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