報道発表資料本文

【参考】

都市計画道路鳥取青谷線に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見



 本事業の環境影響評価書について、以下の意見を述べるものである。
  1. ギフチョウへの配慮
     事業実施区域において、ギフチョウ及びその食草であるカンアオイ類が生息・生育していることから、事業実施段階においても、可能な限りこれらの生息・生育環境の改変を避けるよう努めること。
     また、カンアオイ類の生育環境の一部を改変することから、カンアオイ類の移植を実施し、生育状況等について事後調査を実施することとしているが、移植に当たっては、専門家の指導・助言を得ながら、ギフチョウの生息状況等の調査を行った上で、移植場所等について十分な検討を行い、適切に実施すること。
     以上について、評価書に記載すること。
     
  2. 建設機械の稼働による騒音への配慮
     建設機械の稼働に伴う騒音については、予測値が一部の地域で規制基準値(特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準)を上回っているため、「簡易な防音材などの遮音対策」等を実施することとしているが、実施後の予測値においても高い値を示していることから、工事期間が長期間にわたる場合には、その影響が懸念されるため、より遮音効果の高い防音材の採用等の適切な措置を講じること。
     また、その旨を評価書に記載すること。
     



 報道発表本文に戻る