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アホウドリの概要
環境省自然環境局野生生物課
ミズナギドリ目アホウドリ科
アホウドリ(学名
Diomedea albatrus
)
絶滅危惧II類(環境省レッドデータブック2002年)
1.分布及び個体数
日本での繁殖地は伊豆諸島鳥島と尖閣諸島南小島のみ。
鳥島での総個体数は、1,600羽程度と推定される。
2.形態及び生物学的特性
成熟個体で全長84~94cm。翼開長210~230cm。
海洋島の裸地あるいは丈の低い草の生えた場所で営巣。繁殖活動は10~5月。
平均で7歳から繁殖に参加するようになり、巣立った場所に戻ってきて繁殖を行う傾向が強い。
3.保護の対策
種の保存法による国内希少野生動植物種指定(平成5年指定)。
保護増殖事業計画を策定し(平成5年)、繁殖地において、土留め等による営巣地の環境整備事業に取り組んでいる(燕崎)。また、デコイによるコロニーの誘導もおこなっている(初寝崎)。
平成13年度より米国と共同して、小型発信器を装着して人工衛星による行動を追跡している。
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