報道発表資料本文


平成16年度に実施する調査


  1. 基本精度管理調査(注1)

    (1) 廃棄物試料
      重金属類(カドミウム、鉛、砒素)
      分析方法 : 底質調査方法による含有量(原子吸光法、ICP発光分析法、ICP質量分析法等)
      選択理由 : 長期計画(注2)に基づき実施する。
    産業廃棄物に係る処分基準項目である。
     
    (2) 模擬臭気ガス試料
      臭気指数
      分析方法 : 三点比較式臭袋法
        (「臭気指数及び臭気排出強度の算定の方法」平成7年環境庁告示第63号)
      選択理由 : 悪臭防止法における規制項目である。
    行政等ニーズがある。

     
  2. 高等精度管理調査(注1)

    (1) 底質試料
      内分泌攪乱作用が疑われている物質(フタル酸ジエチルヘキシル)
      分析方法 : 外因性内分泌攪乱化学物質調査暫定マニュアル
      選択理由 : 内分泌攪乱作用の疑いがある。
    長期計画(注2)に基づき、昨年度調査を踏まえた追跡調査とする。
    環境中からの検出頻度が大きい。
     
    (2) 土壌試料
      ダイオキシン類及びコプラナーPCB
      分析方法 : 「ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準」(平成10年環境庁告示第68号)に定める方法
      選択理由 : 環境基準項目である。
    長期計画(注2)に基づき、昨年度調査を踏まえた追跡調査とする。
     
    (3) 模擬水質試料
      芳香族化合物(ベンゾ(a)ピレン、ベンゾフェノン、4-ニトロトルエン)
      分析方法 : 外因性内分泌攪乱化学物質調査暫定マニュアル他
      選択理由 : 内分泌攪乱作用の疑いがある。
    長期計画(注2)に基づき実施する。
    環境中からの検出頻度が大きい。

  (注1) 「基本精度管理調査」とは基準値、公的な分析方法等が規定されている測定項目に対する調査、
 「高等精度管理調査」とは基準値、公的な分析方法が規定されていない(または規定されて間もない)又は高度な分析技術を要する等の測定項目に対する調査
(注2) 平成14年度環境測定分析検討会(参考2参照)において策定した「今後の環境測定分析統一精度管理調査のあり方について」による。





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