「オゾン層保護のためのウィーン条約」は、オゾン層保護のための国際的な枠組みを定めた条約(1985年採択)。
「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」は、ウィーン条約に基づきオゾン層を破壊する物質の削減スケジュール等の具体的な規制措置等を定めたもの。
モントリオール議定書は、1987年に採択され、1990年(ロンドン改正)、1992年(コペンハーゲン改正)、1995年(調整)、1997年(モントリオール改正)及び1999年(北京改正)の5度にわたって規制強化のための改正等が行われてきた。
条約締約国会議(COP)は3年に1度(前回は平成14年に開催)、議定書締約国会合(MOP)は毎年、開催されている。
なお、条約および議定書の批准国数は、下記のとおりである。
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国の数 |
ウィーン条約批准国 |
185 |
モントリオール議定書批准国
ロンドン改正(1990年)批准国
コペンハーゲン改正(1992年)批准国
モントリオール改正(1997年)批准国
北京改正(1999年)批准国 |
184
166
154
107
57 |
(2003年11月1日現在 UNEP資料より)
土壌のくん蒸や植物検疫等のための農薬として主に使用される。オゾン破壊係数(CFC-11のオゾン層破壊効果を1とした場合の各物質のオゾン層破壊効果)は0.6。