報道発表資料本文

 <参考>


  1. 平成15年度第1回調査で確認された他の個体
     *以下、7月4日(金)に、記者発表した途中結果です。

     
    (1) 第1確認
      [1] 確認日時
        平成15年7月2日(水)午前10時39分頃
     
      [2] 確認地点
        沖縄県名護市の東海岸、安部(あぶ)オール島南東1.5キロメートル付近
          (北緯26度31分14秒、東経128度06分53秒の海上。当該地点の最大水深は約50メートル。)
     
      [3] 確認された個体及び発見時の状況
        成獣と考えられる個体1頭。目視観測からは、体長は2メートル以上と考えられる。
        ジュゴンは南東へ向かって遊泳していた。
     
    (2) 第2確認
      [1] 確認日時
        平成15年7月2日(水)15時34分頃
     
      [2] 確認地点
        沖縄県恩納村瀬良垣(せらがき)ビーチ北5キロメートル付近(名護湾)
          (北緯26度32分44秒、東経127度51分39秒の海上。当該地点の最大水深は約320メートル。)
     
      [3] 確認された個体及び発見時の状況 (写真なし)
        成獣と考えられる個体2頭。目視観測からは、体長はどちらも2メートル以上と考えられる。
        2頭が5~10メートルほど離れ、ともに西(沖)へ向かって水面近くに浮いていた。
        ただし、発見直後、旋回して写真撮影を試みたが、潜行したと考えられ、写真撮影はできなかった。
     
    (3) 第3確認
      [1] 確認日時
        平成15年7月3日(木)午前8時20分頃
     
      [2] 確認地
        沖縄県名護市の屋我地(やがじ)島東約3キロメートル付近点
          (北緯26度39分49秒、東経128度04分06秒の海上。当該地点の最大水深は約15メートル。)
     
      [3] 確認された個体及び発見時の状況
        成獣と考えられる個体1頭。目視観測からは、体長は2メートル以上と考えられる。
        ジュゴンは頭を西(沖)に向けていた。
        なお、他ブロックを調査後、10時11分に水面近くを遊泳している同一と考えられる個体をほぼ同じ地点(北緯26度39分31秒、東経128度03分39秒)で再度確認した。
     
          第2確認、第3確認について、沖縄本島の西海岸でジュゴンが確認されたのは、国の調査では、平成12年11月26日に防衛施設庁が実施した調査で1頭が確認されて以来、約2年7ヶ月ぶり。

      

  2. 平成14年度調査におけるジュゴンの確認状況
    (1) 第1回目視調査結果
      平成14年9月19日(木)午前9時20分、金武岬(きんみさき)沖合い南南西およそ5キロメートル(金武湾中央部)で、北に向かって遊泳する成獣と考えられる2頭のジュゴンを確認(北緯26度23分47秒、東経127度57分09秒の海上)。
     
    (2) 第2回目視調査結果
      平成15年1月31日(金)午後3時9分頃、沖縄県名護市の大浦湾北部の安部崎(あぶざき)リーフ付近で、成獣と考えられる1頭のジュゴンを確認(北緯26度31分52秒、東経128度05分20秒の海上)

      

  3. 「ジュゴンと藻場の広域的調査」について
      ・ 本調査は、沖縄周辺海域に生息するジュゴンの全般的な保護方策の検討に必要な情報やデータを確保することを目的に、平成13年度から概ね3カ年の予定で実施しているものです。
    平成13年度及び平成14年度の調査結果の概要については、環境省ホームページに掲載されています。



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