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仙塩広域都市計画(仮称)名取市下増田臨空土地区画整理事業及び(仮称)名取市関下土地区画整理事業に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見の提出について
本文


  医療福祉施設に対する振動等への配慮
   本事業では、仙台空港鉄道に隣接して特に静穏の保持が求められる医療福祉施設用地を計画していることから、鉄道の振動、騒音の影響が生じないよう、必要な措置を講じること。また、その旨を評価書に記載すること。
 
  工事中における関連事業からの騒音等を考慮した対策の実施
   本事業と仙台空港鉄道整備事業の工期が重複することから、両事業の工事が近接して行われる場合等には、建設機械の稼動や工事用車両の通行に伴う騒音、振動の影響の増大が懸念される。このため、事業者が鉄道事業者と工事工程について調整するとともに、必要に応じ工事中の騒音、振動について監視、対策を実施すること。また、その旨を評価書に記載すること
 
  工事中の騒音等の監視
   事業実施区域内及び周辺には、学校、住宅が存在することから、これらに近接して工事が行われる場合には、建設機械の稼働に伴う騒音、振動の影響について監視を行い、必要に応じ対策を実施すること。また、その旨を評価書に記載すること。
 
  水環境への配慮
  工事に伴う濁水に係る予測については、調整池における濁度の低減に関する予測計算が適切なものとなるよう見直すとともに、必要に応じ環境保全目標を満足するよう調整池等の設計を見直し、その結果を評価書に記載すること。また、工事中においては、放流水の濁りの状況について監視を行い、必要に応じて対策を実施することとし、その旨を評価書に記載すること。
 
 動植物の移動等に対する配慮
 (1) 環境保全措置として調整池に動植物を移動・移植することとしているが、調整池の管理方策については、類似調整池の事後調査結果を参考にするなど専門家等の指導、助言を得て、十分検討したものとすること。また、その旨を評価書に記載すること。
 (2) 工事中に新たに希少な動植物が確認された場合は、専門家等の指導、助言を得、現地調査を実施した上で、これらの生息、生育環境に対する影響が最小限となるよう、適切な措置を講じること。また、その旨を評価書に記載すること。