報道発表資料本文


京都市関連整備地域整備計画の概要

1 名称及び区域

1 名称
京都市関連整備地域
2 区域
京都市全域(面積 610.21km2

2 整備等の目標

 京都市は、恵まれた自然の中で、1200年の永い期間にわたって育まれた世界に誇る歴史、文化遺産を有するとともに、伝統的な産業から先端産業まで多彩なものづくり都市としての性格を持った魅力ある個性的な大都市である。
 こうした独自の都市資源を生かしたまちづくりを進め、更に広く世界と文化的に交わることによって、優れた文化を創造し続ける永久に新しい文化都市を目指す。

3 大阪湾臨海地域との有機的かつ効率的な連携に関する事項

  1. 京都市は世界に誇る文化資産の集積の下に、国際的な文化・芸術・交流機能等を担っている。今後更に、大阪湾臨海地域と連携して世界都市機能の強化を図る。
  2. 京都市に集積する大学・学術研究機関は、市域内のみならず国際的なネットワークを形成していくとともに、大学・学術研究機関の持つストックと大阪湾臨海地域の産業機能との有機的な連携を強化し、相乗効果を高めていく。
  3. 21世紀に向けての交通軸の整備に対応し、関西国際空港、明石海峡大橋等大型プロジェクトが進められている大阪湾臨海地域と一体的な都市機能の整備を図るため、広域幹線道路網及び都市間鉄道網の整備など、広域交通ネットワークの強化を図る。
  4. 21世紀の京都市の発展に向け、都心地域をはじめとする既成市街地の再生及び大阪湾臨海地域に開かれた南部地域に新しい高度な複合的都市機能の集積を誘導するための都市基盤及び情報・通信基盤の整備を積極的に進める。
  5. 琵琶湖・淀川水系の自治体等と連携して、大阪湾臨海地域の水質・環境保全に資するよう努める。

4 環境の保全に関する事項

 本地域の環境の保全については、本市の環境保全の総合計画である「新京都市環境管理計画」との整合を図りながら推進し、本計画のテーマである「文化の香りあふれ、自然と共生するまち・京都」を目指していく。
 また、地球温暖化など地球規模での環境問題にも積極的に取り組んでいく。
 このため、環境汚染の防止や環境への負荷の軽減、廃棄物の減量化・適正な処理を行うとともに、自然環境及び歴史的風土の保全、都市の自然の保全と創造、景観の保全などに取り組む。また、環境保全型社会の形成に向けた取組を積極的に展開する。

5 配慮すべき事項

 災害の防止等:災害に強い安全な都市構造を形成するため、都市施設・建築物における防災対策、治山・治水対策を推進し、消防力の強化、装備の充実を図るとともに、広域避難場所と避難路の確保、防災拠点づくりを進める。
 また、市民の自主的な防災体制を充実するとともに、防災関係機関の相互・広域的連携体制を強化し、総合的な防災体制の拡充を図る。



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