別添1 |
平成12年度「水環境賞」 (水質保全局長表彰)受賞者一覧
[団体]
推薦自治体 | 名称・代表者 | 主な活動 |
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岩手県 | 柴波町立柴波第三中学校 校長 佐藤 正春 |
河川の水生生物調査を昭和60年度から継続して取り組み、河川を含めた地域の環境についての成果を文化祭で発表するなど、水環境保全の意識の向上に貢献している。 |
岩手県 | 陸前高田市高田町婦人会 会長 松村 範子 |
平成元年から継続して、食用廃油を利用した石鹸を作り町内全戸に配布。また、定期的に河川や海水浴場の清掃等を実施し、地域の水環境保全に貢献をしている。 |
福島県 | ふるさといわきの新川をきれいにする会 遠藤 重政 |
新川を昔のきれいな川に戻そうと、水質調査、錦鯉の放流、植栽事業を地域住民とともに実施し、水環境保全の啓発普及に貢献している。 |
福島県 | 西郷くらしの会 会長 大越 則恵 |
村を流れる河川の水生生物調査とCODについての調査を毎年実施。廃油を利用した石鹸を作り無料配布する台所対策の実践活動等、地域の水質保全に貢献している。 |
茨城県 | 茨城県立土浦第二高等学校化学部 化学部顧問 長谷川 博 |
霞ヶ浦の水質浄化を目的に、霞ヶ浦に流入する河川と霞ヶ浦を水源とする水道水の調査等を実施し、その調査結果を積極的に発表するなど地域の水環境保全に努めている。(事例発表者…別添2参照) |
茨城県 | (社)霞ヶ浦市民協会 理事長 堀越 昭 |
市民による流入河川の水質や水生生物の調査・研究、環境教育、市民や団体との交流・啓発などの展開を実施。これらの成果を第7回世界湖沼会議に報告している。 |
埼玉県 | 唐沢川を愛する会 日野 真應 |
天神町をあげて、唐沢川の清掃、土手にコスモスを植える活動など、地域の美化、河川環境の保全に貢献している。 |
埼玉県 | 鴨川を愛する会 北村 千代樹 |
鴨川に本来持っていた浄化能力を回復させるため、マイクロバブル発生装置を設置するなど、鴨川の環境保全のために様々な活動を実施している。 |
富山県 | 常国旧蹟保存会 会長 松原 武 |
湧水「弓の清水」の清掃、除草等の環境整備を毎週実施するなど名水保全に努めている。また、水質調査等の実施、イベントの開催等を通じて水環境保全意識の高揚に貢献している。 |
石川県 | 柴山潟流域環境保全対策協議会 松下 奏 |
環境保全活動に係る個人、団体、企業とのネットワークづくり、生活排水対策等の水質浄化活動の継続的かつ着実な推進を図っている。 |
石川県 | (社)松任青年会議所 理事長 番作 一之 |
水環境を考える市民会議の開催、身近な河川の水環境を評価できる独自の「松任基準」を設定するなど、河川の美化や水環境保全の啓発に努めている。 |
山梨県 | 山梨県甲府市立朝日小学校 校長 望月 美枝子 |
相川での水生生物調査、環境美化等の実践的な活動を通し、水と生き物についての発見や関わりを学んでいる。これらの成果を、環境学習のテキストとして有用な参考資料となっている。(事例発表者…別添2参照) |
長野県 | 長野県富士見高等学校農業クラブ環境保護会 会長 浜 祐 |
木炭等を用いた水質浄化実験。木炭や廃油石鹸の製造等の活動。これらの成果を、冊子にまとめ配布するなど、地域住民とのつながりをもった水環境保全活動として評価されている。(事例発表者…別添2参照) |
長野県 | 須坂水の会 小林 紀雄 |
近隣市町村の水質、水生生物、酸性河川等を調査して資料を作成。良質な水を次の世代に引き継ぐため、調査報告会、後援会、新聞発表等毎年実施し、広く市民意識の高揚に努めてきた。 |
岐阜県 | 大垣市立西中学校校長 名和 正浩 |
平成3年度から河川の水生生物調査や周辺の清掃活動、生活排水の水質調査の取り組み、廃油による石鹸作りやこれらの活動内容を報告するなど、積極的に水質保全活動を行っている。 |
岐阜県 | 池田町ハリヨを守る会 代表 竹中 清之 |
中川上流部・清水池の除草、ヘドロ除去等の清掃、生活雑排水の軽減。ハリヨ保護を中核とした地域ぐるみの活動は、環境保護活動の理想的な形態として評価されている。 |
愛知県 | 山口地域まちづくり協議会 山田 豊光 |
河川の清掃、河川の水質浄化のための学習会、定期的な水質検査の実施。ほたる保護のための地域住民を対象とした講演会の開催活動など、身近な水環境の保全に貢献している。 |
滋賀県 | 蒲生野考現倶楽部 池内 順一郎 |
住民参加型の水環境調査、地域固有の水と琵琶湖との関わり、水辺の遊び体験活動や環境文化セミナーを進めるなど、地域における水環境保全及び啓発普及に貢献している。 |
兵庫県 | 特定非営利活動法人野生生物を調査研究する会 理事長 今西 将行 |
武庫川流域の生物調査。その結果を冊子にまとめ小・中学校に配布。また、大震災による生物の影響調査結果を行政機関に報告するなど、水辺環境保全に努めている。 |
兵庫県 | 揖保川の自然を考える議員懇話会 寺田 勝 |
揖保川流域の水生生物調査、下水道問題等に取り組み。水生生物調査は毎年着実に拡がり、流域住民と川との係わりが増えるなど、揖保川の水質保全思想の高揚に寄与している。 |
山口県 | 佐波川に学ぶ会 池田 寛 |
佐波川の清掃、水生生物調査、水生生物観察会、各種体験学習の開催、講演会等を開催するなど、水環境保全の啓発に努めている。 |
香川県 | 香川県立多度津水産高等学校 校長 石川 寿夫 |
多度津港を中心とした周辺海域のゴミ回収、海浜清掃を行うなどのボランティア活動や水生生物調査を通じて、地域の水環境の保全に積極的に取り組んでいる。 |
香川県 | 香川町立香川第一中学校 校長 久保 亮三 |
河川の水生生物調査を継続して取り組み、その調査結果を文化祭で展示するなど一般生徒や保護者等への啓発を行うなど自然環境保全に努めている。 |
福岡県 | (財)有明環境整備公社 久留須 昭夫 |
河川浄化の一環として、合併浄化槽の普及促進に係る啓発活動、廃食用油の回収とリサイクル石鹸の配布、水環境に関する情報の提供など水環境の保全に努めている。 |
長崎県 | 境川内水面振興協議会 会長 松本 功 |
境川をみんなで守り、魚のすみやすい環境づくりを目的に結成。河川の清掃、魚の放流などで水質保全、環境美化に対する啓発活動も定着し、地域住民の意識の向上に貢献している。 |
大分県 | 入田の川を守る会 会長 後藤 伝之 |
河川敷の草刈り、清掃活動。合成洗剤の使用自粛運動、河川への不法投棄禁止の啓発活動、年に数回「チラシ」等を配布し、河川の水質保全への啓発、普及に貢献している。 |
沖縄県 | You・遊・比謝川実行委員会 伊礼 政寿 |
比謝川下流域付近のマングローブ苗の植栽、毎月1回の清掃活動、無公害石鹸作りの指導・展示会・広報誌の作成など水環境の保全や美化に対する意識の向上に貢献をしている。 |
沖縄県 | 安謝川をきれいにする首里住民の会 石野 桂子 |
安謝川の清掃活動、環境に関する講演会・ビデオ上映会、廃油による粉石鹸作り、小学校への活動報告等、様々な環境啓発事業を実施している。特に、清掃箇所の水質は平成8年から4年連続那覇市内河川のうち一位になっている。(事例発表者…別添2参照) |
仙台市 | 岩切地区七北田川環境美化推進協議会 加藤 幸吉 |
発足以来28年にわたり、七北田川下流堤防の除草、空き缶・ごみ収集を行っている。また、他団体と合同で河川巡視を行うなど、河川環境の美化に対する意識の高揚に努めている。 |
横浜市 | よこはまの川と緑を考える子ども会議 松下 希一 |
この会議は川を活動の柱のひとつとして15年継続。会議の企画・運営は、子供のアイデアによって進められ、市内の各地域で、調査や展示物の作成など地道な活動によって会議が進められている。(事例発表者…別添2参照) |
川崎市 | 平瀬川流域まちづくり協議会 会長 小泉 正博 |
河川美化活動、自然観察会、河川環境の形成についての勉強会など、様々なイベントの開催や環境問題等の提言を組織的に展開している。 |
[個人]
推薦自治体 | 氏名、年齢等 | 主な活動 |
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山形県 | 飛塚 邦弘(58) 山形県庁 |
浄化槽法定検査導入に際しての検査体制の整備、業界指導・育成に尽力、廃棄物の適正処理、県環境基本条例等の制定・改正に取り組むなど、環境保全行政の向上に貢献した。 |
群馬県 | 酒井 幸子(54) 群馬県庁 |
渡良瀬川の水質分析や温泉分析、渡良瀬川の降雨時調査では河川流量と成分変化を論文として報告するなど、地域の公共水域の水質保全に尽力した。 |
千葉県 | 高山 清孝(72) | 湧水やホタル等の分布調査、湧水保全のための草刈り等の体験をもとに機関誌を月1回発行。市民、児童を対象にした自然環境教室の実施など市民の水環境に係る意識の高揚に貢献した。 |
神奈川県 | 村松 冨美雄(55) 神奈川県環境農政部環境科学センター |
水質汚濁防止法等に基づく工場・事業場規制指導に尽力するなど、水質保全行政の推進に貢献した。 |
神奈川県 | 塩沢俊克(52) 神奈川県庁 |
水質保全に係る工場等に対する規制や指導に尽力するとともに、河川・湖沼・海域の水質監視、測定計画の策定等に取り組み水質保全行政の推進に貢献した。 |
新潟県 | 武田 悠(57) 新潟県長岡保健所 |
工場・事業場に対する排水対策指導、生活環境保全等に関する条例や新潟県地下水汚染対策補助金要綱の制定に関わるなど地域の水環境保全対策の総合的な推進に貢献した。 |
富山県 | 柳平 弘(71) 自営業・農業 |
全国名水百選に選定された黒部川扇状地湧水郡の一つである「杉沢の沢スギ」において、除草・清掃や水源保全等の環境整備、流水の確保を図るなど水環境の保全に貢献した。 |
山梨県 | 河西 正男(53) 山梨県庁 |
河川等の水質浄化、家庭排水や事業所排水対策、環境影響評価に関する条例の制定等に尽力するなど、環境行政の推進に貢献した。 |
愛知県 | 河邉 保夫(61) 元愛知県庁 |
水質に係る事業者への指導と県民に対する啓発、水質汚濁に係る常時監視、測定及び調査研究をとおし、環境保全施策の推進に尽力した。 |
滋賀県 | 田中 弘子(64) | 余呉湖・河川の水質調査、家庭や地域での学習啓発活動など普及啓発事業を身近な家庭生活の中から実践した。また、平成7年度には余呉町の名水10選の発案、選定の中心になった。 |
福岡県 | 徳永 隆司(52) 福岡県保健環境研究所 |
「ホテイアオイ」による水質改善研究。湿地植物が池等の水質浄化及び水生昆虫を定着させる等の生態系の改善に極めて有効であることを実証した。 |
長崎県 | 豊村 敬郎(58) 長崎県衛生公害研究所 |
地域の水質保全、環境教育、水環境保全団体の育成等に貢献した。また、「大村湾水辺環境計画」の策定に指導力を発揮するなど、水環境行政の推進に大きな役割を果たした。 |
熊本県 | 矢澤 吉邦(59) 熊本県庁 |
河川や海域の環境基準などの水質環境行政の基盤をつくるとともに、水俣湾の公害防止事業を手がけるなど水俣湾の環境復元に貢献した。 |
大分県 | 飛高 信雄(52) 大分県衛生環境研究センター |
大分県の公共用水域の水質調査分析や「瀬戸内海における低層貧酸素化対策調査」等に参画し、調査・研究・報告を行い、顕著な実績を残すなど水質保全に寄与した。 |
横浜市 | 吉村 伸一(52) 元横浜市役所 |
河川の自然復元の取り組み、ワークショップ手法を用いた河川行政への市民参加の実践、市民への水環境意識の啓発、行政と市民のパートナーシップの関係構築に貢献した。 |
川崎市 | 小松 正博(59) 川崎市役所 |
「東京湾に係るりん・窒素削減指導要領」策定や全国で初めて環境基準を目指した制度である「川崎市土壌汚染対策指導要綱」策定の中心的役割を果たすなど、水質保全行政に貢献した。 |
名古屋市 | 柴田 伸幸(55) 名古屋市役所 |
水質汚濁の防止に係る規制指導、水質の常時監視、トリクロロエチレン等による土壌・地下水汚染対策など水環境の保全に貢献した。 |
大阪市 | 色摩 勝司(56) 大阪市役所 |
下水汚泥の減量化、再利用等の取り組み、下水道の計画や処理技術の普及、大阪市環境影響評価条例や水環境計画の策定など環境保全施策の立案者として活躍している。 |
大阪市 | 鶴保 謙四郎(53) 大阪市立環境科学研究所 |
河川・海域の一般汚濁に係る実態把握等の調査及び汚濁機構の解明・対策、河川水質事故等に係る有害化学物の性状の取りまとめに指導力を発揮した。 |
個人計 19名