平成19年10月12日
再生循環

「平成19年度 容器包装3R推進環境大臣賞」の決定について

 環境省では、容器包装廃棄物の3Rの推進に資する活動の奨励・普及を図るため、平成18年度から「容器包装3R推進環境大臣賞」を設けています。
 本年度は平成19年7月23日(月)から9月7日(金)まで一般募集を行ったところ、合計31件(地域の連携協働部門13件、小売店部門8件、製品部門10件)御応募いただきました。
 「平成19年度 容器包装3R推進環境大臣賞 審査委員会」(委員長:国際連合大学 安井副学長)で審査した結果に基づき、各部門の最優秀賞、優秀賞、奨励賞を決定し、10月18日(木)に開催される3R推進全国大会において授与式を開催します。

1.環境大臣賞の選考

 国際連合大学の安井副学長を委員長とし、次表の6名から構成する「平成19年度 容器包装3R推進環境大臣賞審査委員会」(以下、「委員会」という。)を開催し、部門別に最優秀賞、優秀賞及び奨励賞を選考しました。

<審査委員会の名簿>
区分氏名(敬称略)所属
委員長 安井 至 国際連合大学副学長・東京大学名誉教授
委員 酒井 伸一 京都大学環境保全センター教授
崎田 裕子 ジャーナリスト・環境カウンセラー
佐々木 春夫 社団法人 日本包装技術協会専務理事
塩谷 喜雄 日本経済新聞論説委員
由田 秀人 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長

2.環境大臣賞の決定

 審査委員会での審査結果に基づき、地域の連携・協働部門及び小売店部門については、最優秀賞1件、優秀賞1件、奨励賞2件を決定し、製品部門については、最優秀賞1件、奨励賞2件を決定した。

【地域の連携・協働部門】
区分応募団体取組名称取組概要
最優秀賞

財団法人地球・人間環境フォーラム

理事長 炭谷茂すみたにしげる
(東京都文京区)

 リユース食器ネットワーク
〜楽しいイベントに、ごみはいらない。
リユース食器やカップを貸し出すほか、イベント会場での食器洗浄車によるデモンストレーション、エコイベントのコーディネートなど独自の活動を展開。
優秀賞

あだちエコネット事業パートナーズ

足立区長 近藤こんどうやよい
(東京都足立区)

あだちエコネット事業 ステージ2
−生活者・小売店・自治体が協働するペットボトル新回収・リサイクル事業−
 生活者、事業者、自治体、地域団体、学校等がパートナーシップを組み、足立区全体でのペットボトル店頭回収等を実施、スーパー8社、25店舗が参加。
 取組により区内の全回収量が約10%増加。スーパーが地域共通のIC利用の環境ポイントカードを利用したのは全国初。回収ペットボトルは国内でボトルtoボトルのケミカルリサイクルで再循環。
奨励賞

ごみ5R推進本舗

代表 落合真弓おちあいまゆみ
(広島県福山市)

ばら祭「笑コ笑コえこえこもったいない」プロジェクト  出展業者の理解と協力を得て、中学生を主体とする学生・一般・団体約700名、行政職員約150名のボランティアの活躍、事業者の協力により、容器包装廃棄物のリサイクルを実施。

日本一の芋煮会フェスティバル協議会

会長 山澤進やまざわすすむ
(山形県山形市)

「日本一の芋煮会フェスティバル」が発信する「3R推進活動」  芋煮を食べる際に使用する容器に「エコ発泡どんぶり」を使用。
 徹底した分別回収を呼びかけ、会場内で約90%の分別回収を実施。「ゴミ持ち帰り運動」による美化活動、「マイ箸」「マイどんぶり」持参の呼び掛け等、ごみ減量の取組を実施。
【小売店部門】
区分応募団体取組名称取組概要
最優秀賞

生活協同組合コープこうべ

組合長理事 浅田克己あさだかつみ
(兵庫県神戸市)

店舗でのマイバッグ運動(全店でレジ精算方式を実施)とリサイクル運動  昭和53年から「買い物袋再利用運動」を開始、平成7年からレジ袋を必要な人に1枚5円を自主的に代金箱へ支払う方式を導入。平成19年2月から一部店舗でレジ精算方式に変更し、6月からは食品を扱う全店舗(150店舗)で実施。
 平成2年度から牛乳パックの回収を開始し、平成3年度からはアルミ缶、スチール缶、ペットボトル、食品トレイの店頭回収を開始。
優秀賞

有限会社ラッキーピエログループ

代表取締役社長 王一郎おういちろう
(北海道函館市)

MyMy運動(My箸、Myバッグ、My容器持参)  「もっともっとやさしい宣言」の具体的取組として、平成13年10月から廃油のリサイクル、生ゴミの堆肥化、缶、ビン、PET、段ボールのリサイクル、16年から「MyMy運動」を開始。
奨励賞

生活協同組合コープいしかわ

理事長 横山和男よこやまかずお
(石川県白山市)

買い物袋持参運動の向上にむけての取組  買物袋持参率76%を目標に、新規組合員へのマイバッグプレゼント、マイバッグ持参時特典、行政との協定の締結など、長年にわたり幅広い取組を展開。

株式会社ローソン

代表取締役社長CEO 新浪剛史にいなみたけし
(東京都品川区)

ケータイ運動  顧客と一緒にできる環境保全活動として、2007年春より"ケータイ運動"を推進。いつも持ち歩けるケータイバッグ「コンビニecoバッグ」とケータイお箸「みどりのかけ箸」を作成し展開。
【製品部門】
区分応募団体取組名称取組概要
最優秀賞

大塚製薬株式会社

代表取締役社長 樋口達夫ひぐちたつお
(東京都千代田区)

ポカリスエット500mlペットボトル(エコボトル)  2005年から独自に技術開発を実施。飲料容器としての安全性を保ち、易流通性を確保すると同時に、国内製造最軽量のペットボトル容器重量18g(エコボトル)を実現。
優秀賞 該当なし
奨励賞

有限会社中間法人グリーンライフ21

代表理事 加藤誠二かとうせいじ
(岐阜県多治見市)

Re食器  Re食器は生活の中で壊れ、馴染まなくなった不用食器や産地内で発生した不良品を回収、粉砕して原料の一部に20%以上まぜて再度焼成する使用者参加型の製品。使用者・行政・流通等のネットワークで実現。

中央化学株式会社

代表取締役社長 渡辺信わたなべまこと
(埼玉県鴻巣市)

使用済みPSP(発泡PS)トレイの店頭回収・リサイクル及び付加価値リサイクル製品の開発、ケミカルリサイクル技術の実証試験等の取組み  平成2年から、スーパー、生協と連携し、使用済みPSPの白色・色柄トレイを回収し、非食品容器に再商品化。京王鉄道とPET定期券入りベンチを、伊藤園とお茶殻入りベンチを共同開発

3.環境大臣賞の授与式の開催

(1)日時:
平成19年10月18日(木)、13:30〜16:30、第2回3R推進全国大会の中で開催
(2)場所:
リーガロイヤルホテル小倉 ロイヤルホール(福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-2)

4.受賞者による発表会の開催

(1)日時:
平成19年10月29日(月)、13:00〜15:30(予定)
(2)場所:
ホテルはあといん乃木坂(健保会館、東京都港区南青山1-24-4)
(3)内容:
受賞者が取組状況を概説する予定
※ 撮影など当日取材が可能です。

5.担当

環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
担当:橋本・安藤
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL:03-5501-3153(直通)、03-3581-3351(内線6854)
FAX:03-3593-8262
電子メール:YOURIHOU@env.go.jp

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直通:03-5501-3153
 代表:03-3581-3351
 室長:西村 淳(内線 6831)
 室長補佐:橋本 郁男(内線 6854)
 係長:安藤 英俊(内線 6837)

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