「平成19年度 容器包装3R推進環境大臣賞」の決定について
環境省では、容器包装廃棄物の3Rの推進に資する活動の奨励・普及を図るため、平成18年度から「容器包装3R推進環境大臣賞」を設けています。
本年度は平成19年7月23日(月)から9月7日(金)まで一般募集を行ったところ、合計31件(地域の連携協働部門13件、小売店部門8件、製品部門10件)御応募いただきました。
「平成19年度 容器包装3R推進環境大臣賞 審査委員会」(委員長:国際連合大学 安井副学長)で審査した結果に基づき、各部門の最優秀賞、優秀賞、奨励賞を決定し、10月18日(木)に開催される3R推進全国大会において授与式を開催します。
1.環境大臣賞の選考
国際連合大学の安井副学長を委員長とし、次表の6名から構成する「平成19年度 容器包装3R推進環境大臣賞審査委員会」(以下、「委員会」という。)を開催し、部門別に最優秀賞、優秀賞及び奨励賞を選考しました。
区分 | 氏名(敬称略) | 所属 |
---|---|---|
委員長 | 安井 至 | 国際連合大学副学長・東京大学名誉教授 |
委員 | 酒井 伸一 | 京都大学環境保全センター教授 |
崎田 裕子 | ジャーナリスト・環境カウンセラー | |
佐々木 春夫 | 社団法人 日本包装技術協会専務理事 | |
塩谷 喜雄 | 日本経済新聞論説委員 | |
由田 秀人 | 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長 |
2.環境大臣賞の決定
審査委員会での審査結果に基づき、地域の連携・協働部門及び小売店部門については、最優秀賞1件、優秀賞1件、奨励賞2件を決定し、製品部門については、最優秀賞1件、奨励賞2件を決定した。
区分 | 応募団体 | 取組名称 | 取組概要 |
---|---|---|---|
最優秀賞 |
財団法人地球・人間環境フォーラム 理事長 |
リユース食器ネットワーク 〜楽しいイベントに、ごみはいらない。 |
リユース食器やカップを貸し出すほか、イベント会場での食器洗浄車によるデモンストレーション、エコイベントのコーディネートなど独自の活動を展開。 |
優秀賞 |
あだちエコネット事業パートナーズ 足立区長 |
あだちエコネット事業 ステージ2 −生活者・小売店・自治体が協働するペットボトル新回収・リサイクル事業− |
生活者、事業者、自治体、地域団体、学校等がパートナーシップを組み、足立区全体でのペットボトル店頭回収等を実施、スーパー8社、25店舗が参加。 取組により区内の全回収量が約10%増加。スーパーが地域共通のIC利用の環境ポイントカードを利用したのは全国初。回収ペットボトルは国内でボトルtoボトルのケミカルリサイクルで再循環。 |
奨励賞 |
ごみ5R推進本舗 代表 |
ばら祭「 |
出展業者の理解と協力を得て、中学生を主体とする学生・一般・団体約700名、行政職員約150名のボランティアの活躍、事業者の協力により、容器包装廃棄物のリサイクルを実施。 |
日本一の芋煮会フェスティバル協議会 会長 |
「日本一の芋煮会フェスティバル」が発信する「3R推進活動」 | 芋煮を食べる際に使用する容器に「エコ発泡どんぶり」を使用。 徹底した分別回収を呼びかけ、会場内で約90%の分別回収を実施。「ゴミ持ち帰り運動」による美化活動、「マイ箸」「マイどんぶり」持参の呼び掛け等、ごみ減量の取組を実施。 |
区分 | 応募団体 | 取組名称 | 取組概要 |
---|---|---|---|
最優秀賞 |
生活協同組合コープこうべ 組合長理事 |
店舗でのマイバッグ運動(全店でレジ精算方式を実施)とリサイクル運動 | 昭和53年から「買い物袋再利用運動」を開始、平成7年からレジ袋を必要な人に1枚5円を自主的に代金箱へ支払う方式を導入。平成19年2月から一部店舗でレジ精算方式に変更し、6月からは食品を扱う全店舗(150店舗)で実施。 平成2年度から牛乳パックの回収を開始し、平成3年度からはアルミ缶、スチール缶、ペットボトル、食品トレイの店頭回収を開始。 |
優秀賞 |
有限会社ラッキーピエログループ 代表取締役社長 |
MyMy運動(My箸、Myバッグ、My容器持参) | 「もっともっとやさしい宣言」の具体的取組として、平成13年10月から廃油のリサイクル、生ゴミの堆肥化、缶、ビン、PET、段ボールのリサイクル、16年から「MyMy運動」を開始。 |
奨励賞 |
生活協同組合コープいしかわ 理事長 |
買い物袋持参運動の向上にむけての取組 | 買物袋持参率76%を目標に、新規組合員へのマイバッグプレゼント、マイバッグ持参時特典、行政との協定の締結など、長年にわたり幅広い取組を展開。 |
株式会社ローソン 代表取締役社長CEO |
ケータイ運動 | 顧客と一緒にできる環境保全活動として、2007年春より"ケータイ運動"を推進。いつも持ち歩けるケータイバッグ「コンビニecoバッグ」とケータイお箸「みどりのかけ箸」を作成し展開。 |
区分 | 応募団体 | 取組名称 | 取組概要 |
---|---|---|---|
最優秀賞 |
大塚製薬株式会社 代表取締役社長 |
ポカリスエット500mlペットボトル(エコボトル) | 2005年から独自に技術開発を実施。飲料容器としての安全性を保ち、易流通性を確保すると同時に、国内製造最軽量のペットボトル容器重量18g(エコボトル)を実現。 |
優秀賞 | 該当なし | ||
奨励賞 |
有限会社中間法人グリーンライフ21 代表理事 |
Re食器 | Re食器は生活の中で壊れ、馴染まなくなった不用食器や産地内で発生した不良品を回収、粉砕して原料の一部に20%以上まぜて再度焼成する使用者参加型の製品。使用者・行政・流通等のネットワークで実現。 |
中央化学株式会社 代表取締役社長 |
使用済みPSP(発泡PS)トレイの店頭回収・リサイクル及び付加価値リサイクル製品の開発、ケミカルリサイクル技術の実証試験等の取組み | 平成2年から、スーパー、生協と連携し、使用済みPSPの白色・色柄トレイを回収し、非食品容器に再商品化。京王鉄道とPET定期券入りベンチを、伊藤園とお茶殻入りベンチを共同開発 |
3.環境大臣賞の授与式の開催
- (1)日時:
- 平成19年10月18日(木)、13:30〜16:30、第2回3R推進全国大会の中で開催
- (2)場所:
- リーガロイヤルホテル小倉 ロイヤルホール(福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-2)
4.受賞者による発表会の開催
- (1)日時:
- 平成19年10月29日(月)、13:00〜15:30(予定)
- (2)場所:
- ホテルはあといん乃木坂(健保会館、東京都港区南青山1-24-4)
- (3)内容:
- 受賞者が取組状況を概説する予定
※ 撮影など当日取材が可能です。
5.担当
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
- 担当:橋本・安藤
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL:03-5501-3153(直通)、03-3581-3351(内線6854)
FAX:03-3593-8262
電子メール:YOURIHOU@env.go.jp
添付資料
- (参考資料1)環境大臣賞 地域の連携・協働部門 [PDF 34 KB]
- (参考資料2)環境大臣賞 小売店部門 [PDF 47 KB]
- (参考資料3)環境大臣賞 製品部門 [PDF 70 KB]
- (参考資料4)3Rロゴ拡大パネル [JPG 331 KB]
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直通:03-5501-3153
代表:03-3581-3351
室長:西村 淳(内線 6831)
室長補佐:橋本 郁男(内線 6854)
係長:安藤 英俊(内線 6837)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成19年7月17日
- 「平成19年度 容器包装3R推進環境大臣賞」の募集について