令和2年4月20日
大臣官房

ポジティブインパクトファイナンスタスクフォース(第1回)の開催について

 我が国においてポジティブなインパクトを生むことを意図する金融の普及に向けて調査検討を行うため、第1回ポジティブインパクトファイナンスタスクフォースを開催します。

1.開催趣旨

 我が国の脱炭素社会への移行、SDGsを具現化した持続可能な社会・経済づくりに向けて、投融資の持つインパクトを考慮するよう、資本市場のパラダイム・シフトが求められています。こうした中、投融資概念をリスク・リターンの2次元からインパクトを加えた3次元へ拡張し、新たな投融資合理性を構築していかねばならないとの考え方もあることがESG金融懇談会提言(2018年7月取りまとめ)においても指摘されています。

 経済的なリターンとともに、ポジティブで測定可能な社会的及び環境的なインパクトをもたらす金融を我が国において普及させ、実践していくためには、その概念整理の共有、さらにインパクト評価等を実施する上での評価手法の整備等が求められます。

 このため、ESG金融ハイレベル・パネル設置要綱(平成31年2月決定、令和2年3月一部改正)第2項(4)に基づき、ESG金融ハイレベル・パネルにポジティブインパクトファイナンスタスクフォース(以下「タスクフォース」という。)を置くこととされました。

 本タスクフォースでは、ポジティブインパクトファイナンスに関する基本的考え方を取りまとめるとともに、グリーンを起点とするインパクト評価のガイドの策定を目指し、検討を行います。

 ポジティブインパクトファイナンスの我が国における実践及び普及拡大を通じて、ESG金融大国の実現に向けた取組を進めてまいります。

2.日時

 令和2年4月23日(木)9:00~12:00

3.議題

 (1)インパクトファイナンスに関する海外動向、国際イニシアティブ等の取組について

 (2)インパクトファイナンスの取組事例の紹介

 (3)基本的考え方の骨子の論点整理

 (4)今後の進め方について

4.タスクフォース委員等

<委員>

安間 匡明  一般社団法人 社会変革推進財団 エグゼクティブアドバイザー

江夏 あかね 株式会社野村資本市場研究所 野村サステナビリティ研究センター長

梶原 敦子  株式会社日本格付研究所 サステナブル・ファイナンス評価部長

金井 司   三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 フェロー役員 兼

      チーフ・サステナビリティ・オフィサー

木保 公美  アクサ・インベストメント・マネジャーズ株式会社 機関投資家営業部ディレクター

末廣 孝信  株式会社三井住友フィナンシャルグループ 企画部サステナビリティ推進室長

竹内 直人  第一生命保険株式会社 総合審査部長

徳田 展子  一般社団法人 日本投資顧問業協会 ESG室長

八矢 舞子  株式会社日本政策投資銀行 サステナビリティ企画部 課長

林  寿和  ニッセイアセットマネジメント株式会社 運用企画部 ESG推進室チーフ・アナリスト

◎水口 剛  高崎経済大学 副学長、経済学部教授

(五十音順・敬称略、◎は座長)

<オブザーバー>

国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)、国際金融公社(IFC)、

内閣府、経済産業省、国土交通省、金融庁

5.公開についての取扱い

 本タスクフォースは、原則として公開としますが、新型コロナウイルス感染の発生状況を踏まえ、感染拡大の防止の観点から、今回はWEB会議等により開催するため、傍聴及び取材の受付は行いません。

 資料及び議事概要については、後日、本ページにて公開いたします。

 (http://www.env.go.jp/press/107961.html)

 なお、新型コロナウイルスに関する状況の変化により、書面等による開催となる可能性があります。

6.問合せ先

 ポジティブインパクトファイナンスタスクフォース事務局

 CSRデザイン環境投資顧問株式会社(担当:堀江、大下、関根、泉)

 (一財)地球・人間環境フォーラム(担当:坂本、津田)

 E-mail: impact-info@csr-design.com

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境経済課

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8240
  • 課長西村 治彦(内線 6260)
  • 室長芝川 正(内線 6278)
  • 課長補佐永田 綾(内線 6251)
  • 担当松田 幸子(内線 6275)
  • 担当山本 佳代(内線 7235)