環境省

【開催案内】2/2(土) シンポジウム「環礁州島からなる島嶼国の持続可能な国土の維持」


 環境省の地球環境研究総合推進費(B-15)により実施された研究成果をもとに、以下のシンポジウムを開催します。ぜひ皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。

シンポジウム「環礁州島からなる島嶼国の持続可能な国土の維持」

1.開催目的

 近年,地球温暖化にともなう海面上昇によって,島嶼国が被害を受けている可能性が報告されています。こうした島の中でも,熱帯の環礁上に成立する州島(環礁州島)は,サンゴや有孔虫など生物の遺骸からなる砂から形成される標高最大5m程度の低平な州島で,海面上昇に対して非常に脆弱であることが指摘されています。国土のほぼすべてが環礁州島からなるツバル共和国のフォンガファレ島では,高潮位時に島の中央部で浸水が起こり,海面上昇の影響が顕著に現れている場とみなされて注目を浴びています。
本シンポジウムでは,環礁州島の形成とそこに住む人々の関係を,環礁州島の地形が生物の遺骸で作られているという視点と,人間活動と地形の関わりという2つの視点から明らかにして,海面上昇に対して持続可能な国土の維持のために必要な方策を議論し,提言します。

2.日程

平成20年2月2日(土)13:00〜17:30

3.会場

東京大学理学部1号館小柴ホール(〒113-8654 文京区本郷7-3-1)

4.プログラム

HP上のPDFを参照下さい

5.主催:東京大学、国立環境研究所
  後援:環境省

6.参加申込み

 本シンポジウムへの参加は、無料で事前登録は必要ありません。ただし、座席数は175席で限りがありますことをご承知ください。

<問い合わせ先>
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 茅根 創
メールアドレス: kayanne@eps.s.u-tokyo.ac.jp 電話: 03-3814-6358
国立環境研究所地球環境研究センター 山野博哉
メールアドレス: hyamano@nies.go.jp 電話: 029-850-2477