國部委員:明確に言えばさっき言った、便益の評価であって、費用削減でやりなさいというのが岡さんの主張ですから。その費用を便益分析じゃなくて、費用を効果分析の、効果をどう測定するかというのが削減費用でやれば一緒なんです。だからダブルティーエー、ウィリングネストゥーアクセプトコンペンセーション(受入補償額;WTA:willingness to Accept compensation)と、削減費用派があって、岡先生はそっちですから。両論併記よりも、私はそれを主張したらいいと思うのですが、削減費用で評価する方法と、便益評価する方法があって、それぞれ特徴がある。それはすでに昨年のあの、現状と課題であげてますから。その程度で、特徴と限界を用いて、というのは同感ですね。これから、これからとおっしゃるけれども、もう既に損害コストについては出ていますし、削減議論についても岡先生のグループで主要な環境コストについての研究方法の限界削減費用の話もされていますし。何よりも排出権取引が行なわれて、CO2の価格がついてくる段階ですから。どんどん絞られてきているというのが現状です。