内閣官房長官を議長とする緑化推進連絡会議においては、関係行政機関相互の緊密な連絡を図り、総合的かつ効率的な緑化施策を推進するとともに、次の施策の実施により、緑化運動の一層の展開と定着化を図る。
? 「小鳥がさえずる森づくり」運動を推進するため、普及啓発活動等を実施するとともに、ゴルファーによる緑化協力運動を推進する。
? 花と緑の都市モデル地区整備事業を、24都市(うち昭和62年度新規4都市)において実施する。
? 学校環境緑化促進事業を実施する。
? 国民の国土緑化思想の高揚を図り、国民参加による森林づくり等を推進するため、全国植樹祭及び全国育樹祭の開催、みどりの少年団の育成、緑化技術の開発・普及、都市近郊林の保全・整備等に助成する。
また、分収林制度等を活用した森林づくりと森林を保健・休養、文化、教育等多面的に利用するのに必要な施設及び環境の総合的整備を行うとともに、森林の高度利用に資するため森林の整備・改良を地域の自然的、社会的条件に応じてモデル的、実証的に実施する。
さらに、緑化強調期間等を設定し、緑化活動や緑の羽根募金運動等を全国的に展開する。
? 工場立地法に基づく指導、通商産業大臣表彰、日本開発銀行等からの融資グリーンマーク制度等を実施する。
? 春季における都市緑化推進運動(4〜6月)、都市緑化月間(10月)等を実施するほか埼玉県において全国都市緑化フェアを開催する。
また、緑の相談所の整備、(財)都市緑化基金及び地方都市緑化基金の拡充等を推進する。
? 都市公園の中に住民等の参加・協力による「まちの森づくり」、「ふるさとの森づくり」を推進するほか「さくらの園」の整備を推進する。
? 国際花と緑の博覧会の開催準備を推進するため、会場整備並びに関連事業の推進、政府出展の準備及び各方面への出展招請を行う。