1 取締りの重点と検挙状況
警察は、公害の防止と生活環境の保全を図るため悪質な水質汚濁事犯、産業廃棄物の不法投棄事犯等に重点を指向した強力な取締りを推進している。 最近5年間の公害事犯の検挙状況は、第7-2-1図のとおりで、昭和61年の検挙件数は4,113件であった。 これを、適用法令別にみると第7-2-2表のとおりで、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(以下「廃棄物処理法」という。)違反が最も多く、次いで「水質汚濁防止法」違反、「河川法」違反等の順となっている。