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第5節 

3 騒音・振動防止技術の開発

 日本国有鉄道は、音源対策及び振動源対策をより効果的に実施するため、技術開発を計画的に推進している。
 60年度は、新幹線鉄道騒音を更に低減させるため、レール頭頂面管理の研究等を実施している。また、東海道新幹線の名古屋地区に試験区間を設け、過去の技術開発成果の確認を行った結果、最高速度210km/h、標準高架橋上のバラスト軌道の条件のもとで、新型防音壁等の総合的対策を講ずることにより、騒音レベルは従前の80ホン程度に対して75ホン以下に低減する大幅な改善効果が得られ、実用化の目途が立った。なお、東北新幹線上野開業に合わせてパンタグラフの半減化を実用化した。

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