4 緑化推進運動
緑化の推進は、国土及び環境の保全、水資源のかん養、生活環境の整備等の観点から極めて重要であり、また、緑を守り育てることは、青少年の健全な心身の成長に寄与するばかりでなく、国民生活に潤いとやすらぎを与えるものである。
このため、「緑化推進運動の実施方法」(58年4月緑化推進連絡会議決定)に基づき、国において「小鳥がさえずる森」、「まちの森づくり」等各種事業等を推進するとともに、60年度から、都会の子供たちが親子一緒に身近なところで自然に親しむ機会を増やすため、民間からの資金協力を得て、新宿御苑、京都御苑において「母と子の森づくり」事業に着手した。
このほか、地方公共団体、特に地域住民に密着した市町村を主体とし、広く地域住民、民間団体等の参加・協力を得て各種記念植樹、緑化行事等を行うなど全国的な幅広い緑化運動の展開を図っているところである。
今後とも、地域の実情に即した運動の推進に努めていくことが必要である。