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第1節 

5 自然保護思想の普及及び自然保護教育の推進

 自然のメカニズムや人間と自然との正しい関係について国民の理解を深め、自然に対する愛情とモラルを育成するため、国立、国定公園等において整備を進めているビジターセンター、自然研究路等の施設を活用し、自然に親しむ運動等を通じて自然保護思想の普及を積極的に推進するとともに、自然観察の森の整備に着手し、自然観察を通じて自然保護教育を推進する。
 また、第3回自然環境保全基礎調査の一環として広く国民の参加を得て動植物分布調査を実施しており、これにより、身の回りの自然に対する国民の関心が高まることが期待される。
 さらに、本年は、自然保護に関する倫理規範ともいうべき自然保護憲章の制定10周年に当たるため、これを記念してその周知等を目的として民間団体が中心となって実施する記念行事に対し協賛する。

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