1 取締りの重点
警察は、公害の防止に寄与する立場から関係行政機関と緊密な連携を保ちつつ、行政指導を無視して行われるもの、有害物質を含有する汚水等を排出するもの、その他国民の日常生活に直接被害を与えるものを中心に強力な取締りを実施した。
昭和57年の取り締まりの重点は前年同様
○ 内海、内湾、湖沼等の閉鎖性水域を汚染する水質汚濁事犯の計画的取締り
○ 地域の実情に応じ汚染の著しい河川等における水質汚濁事犯の計画的取締り
○ 常習者等による産業廃棄物不法投棄事犯等の計画的取締りであったが、6月には「公害事犯取締り強化月間」を設けて、全国一斉に集中取締りを行うなど、さらに積極的に取締りを実施した。