2 環境委員会設立10周年記念パネル会合

　環境委員会は、45年7月に設立されて以来10周年を迎えたことから、56年4月1日に「長期的な環境問題に対処するための80年代の政策とOECD」をテーマに10周年記念会合を開催した。この会合では、OECD事務総長の演説に続き3人のパネルメンバー(我が国からは大来佐武郎政府代表が招請された。)がプリゼンテーションを行い、それぞれの立場から広い意味における環境問題に長期的かつグローバルな見地から取り組むことの重要性を強調した。
　次いで、各国の首席代表からなる多くの討議参加者により、長期的かつグローバルな環境問題の重要性及びそのための国際協力の必要性、OECDの果たすべき役割が指摘され、環境委員会として今後この分野の活動に取り組むべきことにつき意見が一致した。