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第2節 

5 大型プロジェクト制度等による研究

 通商産業省においては、大型工業技術研究開発制度(通称大型プロジェクト)による公害防止関係の大型技術開発として、55年度に高温還元ガス利用による直接製鉄、重質油を原料とするオレフインの製造法、航空機用ジェットエンジン、資源再生利用技術システムの4テーマの研究開発を行った。
 運輸省においては、前年度に引き続き、海水汚染機構を把握するための現地調査、解析を伊勢湾等で行ったほか、海底に堆積する汚泥を除去することによる水質改善効果を把握するため、東京湾、伊勢湾及び瀬戸内海に堆積する有機汚泥の性状等に関する調査を実施した。
 建設省においては、総合技術開発プロジェクトの課題として、建設工事に伴う各種の環境問題に対処する工法、建設工事環境改善技術の開発及び沿道地域の居住環境整備に関する総合技術の開発を前年度に引き続き実施することとしている。

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