4 公害防止等調査研究費による調査研究
環境庁においては、公害防止等調査研究費により環境庁所管行政の推進上特に重要な課題につき、次のような調査研究を実施した。
ア 環境汚染に係る健康影響に関しては、水俣病、イタイイタイ病、大気汚染による疾病、重金属等の人体影響について、それぞれ専門家による研究班を組織し、環境汚染と健康影響について総合的な観点から引き続き研究を進めた。
イ 大気汚染及び水質汚濁に関しては、環境基準及び規制基準の設定基礎とするため、汚染物質の環境への影響、測定方法の検討、汚染予測手法の開発等各種の調査研究を行った。
ウ 自然環境保全に関しては、自然環境の適正な管理及び利用の観点から、居住地環境と自然環境保全意識との相関に関する研究等を行った。