3 警察における公害苦情処理の状況
警察における公害苦情(道路交通公害関係を除く。)の受理件数は、52年度以降増加に転じ、特に騒音に関する苦情の増加率が著しい。
55年に警察が受理した苦情の総数は41,860件で、態様別にみると、第7-1-8表のとおり騒音に関する苦情が大部分を占め、次いで悪臭、水質汚濁の順となっている。
なお、公害苦情の大半を占める騒音苦情の実態を55年2月及び8月に受理したものについて調査したところ、楽器音、音響機器音、人声等のいわゆる近隣騒音が60.8%と過半数を占め、機械設備音、建設作業音、拡声機音等のいわゆる作業騒音の7.6%を大幅に上回る結果となった。
受理した苦情の状況は、第7-1-9表のとおりで、苦情の大部分は警察官による警告又は話し合いのあっせんによって解決をみている。