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第3節 

6 公害対策経費

 53年度において、地方公共団体が支出した公害対策経費(決算額)は、2兆2,778億円(都道府県7,280億円、市町村1兆5,498億円)となっている。これを前年度決算額1兆8,792億円(都道府県6,508億円、市町村1兆2,284億円)と比べると3,985億円(都道府県772億円、市町村3,214億円)、21.2%の増となっている。(第11-3-19表)。
 公害対策経費の内訳を見ると、建設事業費が2兆487億円で公害対策経費の90.0%とその大部分を占め、次いで、人件費、監視測定用の機械器具購入費等の経常経費が895億円(構成比3.9%)等となっている。
 更に、建設事業費の内訳を見ると、下水道整備事業費が1兆4,973億円となっており、公害対策経費の65.7%と最も高い比率を占めており、廃棄物処理施設整備事業費は3,123億円(公害対策経費に占める比率13.7%)で、前年度の2,626億円に比べると18.9%増となっている。

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