3 警察における公害苦情処理の状況
警察における公害苦情(道路交通公害関係を除く。)の受理件数は、48年をピークに以後漸減傾向を示していたものの、52年以降再び増加に転じ、54年の受理数は38,091件で前年に比べ1,943件(5.3%)の増加となった。その原因は、騒音に関する苦情が増加したことによるものである。
受理した苦情を態様別に見ると、第7-1-8表のとおりで、騒音に関する苦情が33,538件(88.1%)とその大部分を占め、次いで水質汚濁808件(2.1%)、悪臭772件(2.0%)の順となっている。
受理した苦情の処理状況は、第7-1-9表のとおりで、警告、検挙、話し合いのあっせん等の警察活動によってその88.2%を処理したほか、行政措置を必要とするものについては関係行政機関に引き継ぐなどの措置をとっている。