3 警察における公害苦情処理の状況
警察における公害苦情(道路交通公害関係を除く。)の受理件数は、48年をピークに以後漸減傾向を示していたが、52年の受理件数は33,350件で、前年に比べ3,169件(10.5%)の増加となった。その原因は、騒音に関する苦情が著しく増加したことによるものである。
受理した苦情を態様別に見ると、第10-2-7表のとおりで、騒音に関する苦情が26,070件(78.2%)とその大部分を占め、次いで水質汚濁1,437件(4.3%)、悪臭1,426件(4.3%)の順となっている。
受理した苦情の処理状況は、第10-2-8表のとおりで、警告、検挙、話合いのあっせん等警察活動によってその88.5%を処理したほか、行政措置を必要とするものについては関係行政機関に引き継ぐなどの措置をとっている。