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第4節 

3 公害防止装置の生産動向

 政府部門及び民間部門の公害防止投資は、また、公害防止装置産業に対する需要としても捉えることができる。公害防止装置生産実績(日本産業機械工業会調べ)を見ると、官公需要は着実に増加を続けている一方、民間需要は近年減少を見せており、52年度には官公需要が民間需要を上回るに至っている(第2-10図)。機種別に見ると、水質汚濁防止装置、ごみ処理装置、騒音振動防止装置はそれぞれ増加したものの、これまで全体の半分近くを占めていた大気汚染防止装置が52年度にはほぼ半減している。

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