固定発生源については、鉱工業と電力に分けて試算した。潜在発生量は燃料消費量に窒素酸化物発生係数を乗じて求められる。次に対策の効果は、未規制時の排出濃度と排出基準との関係から、施設の新設の動向、既設施設における規制基準への対応の動向を考慮しつつ求めた。大気中への排出量は潜在発生量から規制による削減分を引いたものである。
自動車については、潜在発生量は車種別総走行キロに窒素酸化物発生係数を乗じて求めれらる。実際の大気中への排出量は排出ガス規制値と車種別年式別保有台数、車種別総走行キロから求められる。
(資料) 資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」、運輸省「陸運統計要覧」など