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第1節 

2 大気汚染系疾病

 補償法による大気汚染系指定疾病としては、慢性気管支炎、気管支ぜん息、ぜん息性気管支炎及び肺気しゅ並びにこれらの続発症が定められているが、これら疾病による被認定者数は、53年1月末で61,902人となっている(第6-1-1表)。
 また、これらの指定疾病については認定の有効期間が定められているが、有効期間が2年間であるぜん息性気管支炎については51年9月以降、有効期間が3年である慢性気管支炎等3疾病については52年9月以降、認定の更新が行われている。旧法から引き継がれた被認定者について認定更新等の状況を見ると、ぜん息性気管支炎では5,165人(12地域、有効期間満了前死亡者を除く。)のうち1,893人(36.6%)が、慢性気管支炎等3疾病では8,757人(12地域、有効期間満了前死亡者を除く。)のうち1,539人(17.6%)が、それぞれ認定疾病の治ゆ等により認定を更新されなかった。

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