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第5節 

1 環境測定分析統一精度管理調査

 この調査は、各種分析手法の特性、相互点検(クロスチェック)の有効性等を総合的に調査分析することにより、環境測定分析の精度向上及び信頼性の確保のために講ずべき施策の指針とすることを目的として、前年度に引き続き実施した。
 本調査実施に当たり、調査の企画及び結果の評価は、学識経験者等の協力を得つつ行い、模擬統一試料の調整、送付及び分析結果の集計、解析等の実務は財団法人日本環境衛生センターに委託して実施した。
 また、この調査は、都道府県、政令市(水質汚濁防止法に基づく政令市をいう。)の公害関係分析試験研究機関及び都道府県、政令市から推薦を受けた民間分析機関等を調査対象とし、PCB、カドミウムの2物質について、共存物質を多くする等分析条件を変えて前年度に引き続き調査したほか、51年度は新たに、クロム、ひ素の2物質を追加し、4物質について調査を実施した。

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