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第2節 

3 健康影響に関する基礎的研究

 環境庁においては、大気汚染、水質汚濁等の人体に及ぼす影響について科学的な調査研究を推進するため、試験研究機関、大学等の研究者に委託して健康影響に関する基礎的研究を実施している。
 水俣病に関する総合的研究については、水俣病の発生機序、メチル水銀の生体内代謝、水俣病の治療方法、長期微量摂取の人体影響の4課題についての研究を行っている。
 イタイイタイ病に関する総合的研究については、カドミウム汚染の人体影響、カドミウム中毒に関する実験、カドミウム中毒の病態生理学、イタイイタイ病及びカドミウム中毒症の鑑別診断等の課題についての研究を行っている。
 なお、この他大気系疾病に関する総合的研究、休廃止鉱山に係る環境汚染の健康影響に関する総合的研究、難分解物質の人体影響に関する研究、重金属等の人体影響に関する研究、化学物質の分解、蓄積に関する研究、クロムの人体影響に関する研究も行っている。

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