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第3節 環境情報の体系的整備についての調査検討

 近年、環境情報は、急激に増加し、集積されてきている。更に、公害の未然防止、環境の管理に向かって積極的な環境行政が展開されつつあるが、その基礎となる環境情報に対しての各方面からの需要も著しく増大している。
 このため、51年度には、地域における各種資料、情報を的確に収集、解析、管理し、公共団体や住民等の利用に供し得るよう、その体系的整備を図るとともに、これらの情報に基づいて一層合理的で能率的な環境行政を地域において推進していく方策を検討することとし、以下の施策を行う。
? 都道府県において最も利用ひん度の高い基礎的な環境情報を各方面の用に供し得るよう、環境基本情報書のモデルを作成する。
? この環境基本情報書をも含んだ総合的、体系的な地域環境情報システムの実現の方策を検討する。
? 人工衛星からの遠隔探査による環境情報の収集について、その将来における利用可能性等の検討を行う。
? これら必要な情報の整備等と併せて、地域の環境の一層合理的で能率的な管理の方策について検討を行う。

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