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第2節 

3 警察における公害苦情処理の状況

 49年中に警察が受理した公害苦情(交通公害関係を除く。)は、第9-2-7表のとおりで、総数は36,373件であった。この内容を態様別に見ると、騒音に関するものが最も多く、受理件数全体の65.3%を占め、続いて悪臭(11.0%)、水質汚濁(10.2%)の順となっている。
 受理した苦情の処理状況は、第9-2-8表のとおりで警告が23,845件で全体の65.6%と大半を占め、続いて、他機関への通報が5,451件(15.0%)、話合い、あっせんが3,338件(9.2%)の順となっている。
 49年度中に警察で取り扱った交通公害関係の苦情は第9-2-9表のとおりで、総数は8,736件であった。そのうち、7,179件(82.2%)は騒音に関するものであった。
 受理した苦情の処理状況は第9-2-10表のとおりで、交通規制の措置を採ったものは960件で、全体の11.0%であった。
 警察は、公害苦情の処理に当たっては、警察独自で措置し得る事案については、指導、警告等の措置を迅速、適切に行うこととし、また、行政機関等の措置が必要と認められる事案については、関係機関に対する措置要請を行い積極的に結果の確認、申出者への通知等の措置を講ずることとしている。

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