2 畜産公害対策

　畜産経営に対する指導体制の整備及び環境保全技術の普及浸透を推進する畜産経営総合対策指導事業を実施するとともに、環境汚染等生産阻害要因除去の指導に必要な検査用機械器具の設置につき助成する。
　また、畜産経営に係る環境汚染問題の解消を図るため、地域の実情に即した組織的な家畜ふん尿処理を推進する畜産経営環境保全集落群育成事業を実施するとともに、新たに草地に養豚部門を組み合わせ、家畜ふん尿処理利用の合理化と草地生産力の向上を図る経営方式の展示普及を行う畜種複合草地高度利用経営方式促進事業を実施する。
　また、畜産主産地において、畜産経営に係る環境汚染の防止と経営規模拡大を図るため、草地、家畜ふん尿処理施設等を総合的に整備する畜産経営環境整備事業を団体営事業及び都道府県営事業として実施する。また、家畜死体等を衛生的に処理加工して資源の再利用を図るための施設の設置につき助成する。
　更に、畜産経営の環境保全に必要な施設の設置等に要する資金を農林漁業金融公庫から融資する。