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第4節 

4 信頼性の確保

 公害規制の強化に伴い、公害測定機器の信頼性の増進は緊急の課題となっているので、通商産業省では、公害計測機器製造業者に性能検査設備の設置及び製造事業登録を義務付けるとともに引き続き公害計測器の「計量法」による検定のための基準について検討を進めることとしており、50年度は各種の濃度計のうち、ピーエッチ計、シアン計等の検定を開始することとしている。また、計量行政審議会建議「公害計測用化学標準物質の標準のあり方について」(48年8月)を受けて、機器校正用化学標準物質の供給体制の確立を図ることとしている。
 なお、「計量法」に基づく環境計量士については、49年度に引き続き国家試験を行うとともに、試験合格者等に対して環境計量講習又は環境計量特別教習を実施することとしている。

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