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第2節 

2 休廃止鉱山周辺における健康調査

 宮崎県土呂久鉱山周辺の砒素による健康被害問題が発端となり、全国に散在する多数の休廃止鉱山に係る鉱害問題が提起された。
 これら鉱山周辺における環境汚染の実態をは握するため、48年度に環境庁では106鉱山について水質等の環境調査を行った。
 周辺住民の健康調査については、地域住民の健康影響が憂慮された岩手県松尾鉱山のほか6県下の21鉱山周辺について実施したが、宮崎県土呂久地区及び島根県笠ケ谷地区以外には、健康被害が認められなかった。

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