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第10節 低いおう化対策

 低いおう化対策を推進するためには、あらゆる低いおう化手段を多面的に活用することによって、その実現を図らなければならない。49年度における具体的施策としては、当面、脱硫効率の高い重油脱硫及びガス化脱硫を推進し、排煙脱硫装置等の設置を促進するほか国産燃料の軽質化を促進し、かつ緊急燃料としてナフサだきを一定期間認めるとともに49年度から新たに電気事業及び鉄鋼業が各種脱硫設備の設置までの緊急の公害対策燃料として輸入するナフサについては、その輸入関税を2,150円/klから1,075円/klに軽減する対策を講ずることとしている。

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