悪臭防止対策については、悪臭防止法による規制の実効を期するため、未だ法に基づく規制地域の指定及び規制基準の設定を行っていない都道府県知事及び指定都市の長に対して、速やかに実施するよう適切な指導を進めることとしている。
また、現在、同法による規制はアンモニア、メチルメルカプタン等の5物質にとどまっているが、これらの物質以外についても逐次追加するとともに煙突等の気体排出口に係る規制基準及び排出水に係る規制基準についても速やかに設定するよう調査研究を進めることとしているほか、悪臭物質が複合した場合における相乗、相加、相殺等の現象についても研究することとしている。
そのほか、法の円滑かつ有効な施行を図るために、防止技術に関する研究等を関係各省庁において一段と推進することとしている。