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第2節 

6 自然公園の施設の整備

 国立公園及び国定公園は、優れた自然環境を保持し、野外レクリエーションをはじめ、自然の観察、観賞等に最も適した地域である。
 一方、社会情勢を反映し、自然を求める願望は一段と深まっており、国立、国定公園の利用者はますます増加することが見込まれている。
 このような状勢に対処するため、適正な利用に対応した施設整備のため、49年度においても国立、国定公園施設整備を促進する。
 その重点目標は、次のとおりである。
(1) 利用者が自然と十分触れ合うことができる園地、野営場、自然研究路の整備
(2) 利用上の基幹施設である歩道の整備
(3) 自然を正しく理解することを助け、かつ、自然保護を啓もうするための博物展示施設の整備
(4) 自然の保護及び復元のための園地、木道の整備等
 また、琵琶湖総合開発特別措置法に基づく施設として集団施設地区及び湖岸緑地の整備を計画に基づいて実施する。
 一方、東海自然歩道の整備は、48年度をもって計画どおり終了したが、49年度においては、九州地方を一巡する九州自然歩道の調査を実施することとしている。

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