3 騒音に係る環境基準
航空機騒音、鉄道騒音等を除く一般的な騒音に係る環境基準は46年5月に、また、航空機騒音に係る環境基準は48年12月にそれぞれ設立された。
新幹線鉄道騒音に関しては、47年12月に既設の東海道及び山陽新幹線を対象とした緊急対策指針を設定し、この指針達成のため、国鉄において防音壁の設置等の音源対策等の障害防止対策が進められている。しかしながら、今後建設される新幹線については、特に被害の未然防止を図るため長期的観点に立って音源対策、沿線地域の土地利用の適正化等を図る必要がある。
このため、既設新幹線の今後の対策を含め、これらの対策の目標となるべき環境基準について引き続き検討を進め、49年度中には中央公害対策審議会の結論を得て、新幹線鉄道騒音に係る環境基準を設定する予定である。