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第6節 

1 土壌汚染の現況

 近年、大気の汚染、水質の汚濁等を媒体としたカドミウム等による農用地の土壌の汚染が各地で顕在化しており、人の健康を損なうおそれがある農畜産物の生産及び農作物等の生育の阻害の原因となっている。
 重金属類による土壌汚染の実態については必ずしも明らかではないが、重金属類によって汚染されている農用地及びそのおそれがある農用地の面積は、おおむね37千ヘクタールと推定されている。
 これらの農用地は、2種類以上の重金属類により複合的に汚染されているものが多いと推測されている。

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