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第2節 

3 公害保健研究の推進

 昭和48年度における公害の人体影響に関する委託研究としては47年度に引きつづいて水俣病、イタイイタイ病および大気汚染の影響による呼吸器疾患等に関し、診断、治療の方法等について研究を行なうこととしているが、これを行なうに当っては、それぞれの研究課題に対応して研究班を編成し、研究者相互間に連絡をとりつつ総合的に研究を進めることとしており、「水俣病に関する総合的研究」等6課題を予定している。
 また、カドミウム関係、休廃止鉱山関係等について地域住民に健康被害が疑われる場合には、関係県を助成し健康被害調査を行なうため、48年度より新規に健康被害調査補助金を計上した。
 なお、48年度予算としては、公害防止等調査研究委託費4,100万円、公害医療研究費補助金1,000万円、また、健康被害調査費補助金750万円を計上している。

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