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第2節 

4 土壌、農薬汚染

 土壌汚染防止の調査研究については農林省において「農用地土壌の特定有害物質による汚染の解析に関する研究」、環境庁において「重金属特異吸収植物検索研究」および「土壌汚染機構解析調査」を継続実施することとするが、土壌汚染機構解析調査では従来から実施している重金属、肥料、農薬による土壌汚染のメカニズムの解明をさらに拡充して調査研究する。
 農薬汚染防止の研究については、農林省において「害虫の総合的防除法に関する研究」および特殊法人理化学研究所において「公害を起さない新農薬の創製開発」を継続実施する。また、環境庁においては、48年度から新たに数種の農薬を同時に作用させた場合の生物が受ける影響を検査する方法を明らかにするため、「農薬の相乗毒性検定方法確立のための研究」を、また、DDTのような生物濃縮性農薬による広範な環境汚染を未然に防止するため、「農薬の生物濃縮性検定方法開発研究」に着手する。

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