前のページ 次のページ

第3節 

4 自然公園の施設の整備

 国立公園および国定公園を訪れる利用者は、自然を求める願望の増大、余暇の増加等により今後更に増加することが予測されている一方、自然に対する無理解から発生する自然破壊の増加、限られた地区への利用の集中化に伴なう過剰利用の悪現象の増大等も十分予測されている。
 従って国立公園および国定公園の公共的な施設整備については、このような諸条件を充分考慮し、自然の理解を高めるための博物展示施設、自然研究路の整備、歩道園地、野営場等自然に親しむための施設の整備、湿原の保護に役立つ木道等の整備、利用の分散を図るため未整備地区の整備拡充、また駐車場の舗装整備等、対象施設と整備の地区の両面に重点をおき、公園全体として調和のとれた施設整備を推進する方針である。

前のページ 次のページ