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第3節 

4 第5次地域に係る基礎調査の実施

 47年度には、第5次の公害防止計画策定予定地域として10地域(11県)を選定し、それぞれの地域の特性、環境汚染の現状および将来予測等の態様を把握することを目的に総合的な基礎調査を実施した。
 調査地域は、次のとおりである。
ア 苫小牧地域(北海道)
 道央新産業都市の一角にあって、臨海工業地帯を形成している地域である。
イ 仙台湾地域(宮城県)
 仙台市、石巻市等を中心として、近年、人口・産業の集中が著しく、新産業都市として発展しつつある地域である。
ウ いわき地域(福島県)
 常磐郡山新産業都市の一部であるいわき市の区域で、環境汚染が進行しつつある地域である。
エ 千葉臨海地域(千葉県)
 千葉臨海工業地帯を形成し、かつ、首都圏の近郊整備地帯として急激に人口が増加しつつある地域である。
オ 富山・高岡地域(富山県)
 新産業都市として、臨海工業地帯の建設等が進められている地域である。
カ 衣浦・西三河地域(愛知県)
 衣浦港を中心とする臨海工業地帯ならびに岡崎市、豊田市等の地域で、今後、人口・産業の集中が予想される地域である。
キ 神戸地域(兵庫県)
 神戸市、明石市を含む人口稠密な都市圏地域である。
ク 備後地域(岡山県・広島県)
 瀬戸内海に面し、工業整備特別地域として工業開発が進められている地域である。
ケ 周南地域(山口県)
 瀬戸内海に面し、工業整備特別地域として発達した工業地帯を形成している地域である。
コ 東予地域(愛媛県)
 新産業都市として、瀬戸内海沿岸における工業立地が進められている地域である。

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