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第3章 環境管理への道

 前2章でみたように、わが国経済の高度成長は、その過程において、深刻な環境汚染をもたらした。
 今後わが国が経済発展を続けていくに当たって、その大前提として環境保全の確保を図っていかなければ国民の幸福増進を求める経済発展そのものが否定されることとなろう。その意味において、われわれは、過去の汚染された環境の回復に全力をあげるとともに、今後の経済活動など人の活動に伴う環境汚染を未然に防止し、与件としての環境の中で人の活動を統御していく環境管理への道を求めていかなければならない。

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