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第1節 

2 きゆうり、ばれいしよなどのアルドリン、デイルドリンなどによる汚染

 45年8月から10月にかけて鳥取、福島等8県から出荷されたきゅうり、宮城、秋田両県から出荷されたばれいしょの一部に残留許容量をこえたアルドリン、デイルドリンまたはエンドリンの残留していることが大阪市衛生研究所等の検査により明らかにされ、生産県の一部では出荷の自主的な中止が行なわれた。原因については、一部の農家が安全使用基準を遵守しないで、これら農薬を使用した場合もあるが、過去において、たばこ栽培等に使用されたアルドリン、デイルドリンが土壌中に残留し、これがきゅうり、ばれいしょによって吸収された疑いのあるところもある。

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