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第3節 

3 学校騒音対策

 昭和45年度においては、前年度引き続き、学校に及ぼす公害対策調査研究会議を文部省に設置し、騒音防止対策の指針等の検討および騒音が児童生徒に及ぼす心理的影響の調査研究等を行なう予定である。
 また、新たな事業として、これまで国の補償等により整備した防音構造等機密構造の教室内における空気条件、照度、児童生徒等への心理的影響等を調査し、今後公害防止工事を行なう校舎の教育環境改善のための基礎資料を得ることとしており、さらに、公害防止工事を行なう教室の換気、冷暖房を経済的に有効に施行するための標準的な設計資料を作成する予定である。
 また、著しい公害による被害を受け、教育環境上不適当な公立学校については、二重窓の設置、空気浄化装置等の設置あるいは移転改善に要する経費について、前年度に引き続き補助率1/3の国庫補助を行なうこととし、二重窓等を設置する公害防止工事面積2万5,000m
2
、公害防止のための木造建物を鉄筋コンクリート造に改築するなどの面積1万3,000m
2
、補助金2億2,840万円を計上した。

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